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教室だより

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京都にて

6月2日から京都市で開催された第52回日本神経病理学会総会に参加してきました。
3度目の京都でしたが、過去2回と同様に今回も雨でした。ただ、日頃の行いがよかったのか土砂降りの修学旅行とは違い、小雨程度ですみました。また、日頃の行いがよいので学会に集中するよう天が味方してくれたのでしょう。そう、日頃の行いが…。そんなわけで京都らしい話題は提供できませんので早速学会報告にいきたいと思います。
私は教育講演が主体である初日のみの参加でしたので、神経病理コアカリキュラム教育セミナーを受講しました。簡単に構成を説明しますと午前は総論分野が中心で、午後は各論中心でした。初学者を対象としていると公言していた通り、各染色法の特徴から、組織観察のポイントなど、初学者の私にも大変わかりやすい内容となっていました。
各論では変性疾患(アルツハイマー病、タウオパチー、運動ニューロン病)や、プリオン病、腫瘍、末梢神経、脱髄疾患の各病理の講義がありました。中でも末梢神経分野では神経生検における注意点、アーチファクトの見分け方など、実践に即した講義もあり興味深いスライド写真が何枚も見ることができました。どの分野においても病理組織の写真は鮮やかで、眼で見て楽しめる点もわかりやすさの一助になっていたと思います。
神経内科学、病理学の両分野にまたがった学会であるにもかかわらず、バランスのとれた講演で勉強になりました。
20時間ほどの滞在時間でしたが、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
本学会に参加する機会を与えてくださった教授をはじめとした先生方、また病棟業務の忙しい中、笑顔で業務を引き受けてくださった病棟担当の先生方などたくさんの方の協力があってこそ貴重な経験ができたと思っています。
若手医師全員での参加は難しいのが現状ですので、今回得られた知見を共有し合って、活発な活動にもつなげていきたいと思います。
今後も皆が持ち回りで、いろいろな学会に参加できたらいいなぁ、とアピールして締めたいと思います。塚越設貴

学会場にて             晴れた日の学会場近くからみた東寺
 

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